「自由な働き方」と「ノウハウだけではまるで意味がないよ」という話

よく誤解される事があるのですが、ボクは仕事のほとんどをノートパソコン一台で済ませています。

もはや、デスクトップのパソコンは所有すらしていません。

厳密にいうとノートパソコン(MacBook Pro)とiPhone(たまにiPad Pro)を使い分けているわけですが、長文やじっくりと考える文章を作成する必要があるときはノートパソコン、ちょっとした文章を作成するときはiPhoneで済ませると言ったように、仕事の内容によってそれぞれの作業が得意なデバイスを使い分けています。

スマートフォンを使えば、どこでもサクッとメモが取れる

例えば、パソコンを開く環境にないときに、思いついたことや簡単な「言葉」をメモする用途としてiPhoneを利用しています。

旅をしていると旅先で何気なく街を歩いている時にいいアイデアを思いつきやすいんです。

それが普段の生活の中で得ることのできない「刺激」に触れているからなのか「心」が開放しているからなのかはわかりませんが、とにかく日常から離れていると、いいアイデアを思いつきやすいんです。

だから街を歩いていてインスピレーションのようなものが湧いてきた、そんなときは、その場でサクッとiPhoneの「メモ」アプリに書き起こしたり、長くなりそうなときは、近くのカフェや喫茶店などに入り、じっくりと向き合ってメモを取ったりしています。

それは国内でも海外でも同じこと。

ボクはクライアントのことを常に頭の片隅に置いて考えていますから、「あっ、あの人にはこれを伝えてあげよう」とか「このアイデア、あの人に役に立つかも」とか想像を巡らせて、パパっとメモを走らせていくというわけです。

そして、それを一度、寝かせて、折を見てタイミングを見計らって伝えていっている・・・というわけです。

なぜデスクトップのパソコンを使わないのか?

なぜデスクトップを使わないのかというと、そもそもデスクトップパソコンの必要性を感じないからです。

10年前と違い、ノートパソコンの性能はグンと上がりましたし、デスクトップパソコンが必要になるほど、大きなデータを処理することはボクの仕事ではほとんどないからです。

もはやノートパソコン1台あれば仕事なんてどこででもできるのです。

もちろんデザイン的な細かい作業は、デスクトップのパソコンで大きな画面を見て処理した方が仕事の効率はいいよなぁという場面も、なくはないのですが、それでもMacBook Pro一台あれば事足ります。

(たまにiPad Proを持ち出してデュアルディスプレイにして使用しているけれど)

ノートパソコンを開いたところがそのままオフィスになる

Macをパッと開いたところが仕事場所になる。

例えば、出先のカフェ、空港のラウンジ、新幹線のなか、飛行機の機内、ホテルの部屋、ホテルのラウンジ、パソコンをひらけばそこがそのままオフィスになります。

気に入った場所に出かけて、パソコンを広げる。

するとそこがオフィスになります。

そしてお気に入りの音楽を聴いたり、雑踏に紛れながら人々の生活音を聞きながら、仕事をする。

そうした場所に自身の身を置き、耳を澄ませることで、新たな仕事を思いつく。

ボクはそんな生活を続けています。

地球上の全ての場所がオフィスになる生活

ボクは冗談で「地球上の全ての場所がオフィスだし、ノートパソコンを開いたところがそのままオフィスになる」と言うこともあるのですが、これは半分冗談で半分本当。

パソコンをひらけばそこがオフィスになる。

大切なファイルなどは、クラウドにアップロードしておけば、インターネットがつながる環境であればどこからでもアクセスできるし、ネットに繋がらない場所に移動するときは、ファイルだけをダウンロードしておき、つながる場所に行ったら再度アップロードしておけばいいだけ。

もちろん、はじめから今のライフスタイルで仕事をしていたわけではありませんし、実践していく中で自然とそうなっていったというのが近いかもしれません。

実際は地道に実践を積み重ね、技術を磨き、そのようになれるように考えて工夫を重ねてきたのですが、正直、ボクの今の働き方もテクノロジーの発達なくして実現できるものではありませんでした。

テクノロジーの進化は働き方を進化させる

正直な話、ボクがこの働き方を妄想していた時、ここまでできるとは思っていませんでした。

世の中の流れ的に、これから、なんとなく実現できそうだなぁとは思っていましたが、ボクがこの業界に飛び込んだ20代そこそこの時は、経験も知識も何もありませんでしたから、そこまで未来予測はできていませんでした。

そもそもボクは天才じゃなく、経験をもとに地道に積み上げるタイプの人間ですから。

タイピングだって、今のようにブラインドタッチはおよそ不可能で、はじめた頃は人差し指タイピング。1時間で400文字くらいが限界とかそんな状態だったと思います(この辺りは随分と前のことなので忘れましたが)。

「デ」という文字は思いつくけど「デュ」という文字は、どうすれば入力できるのだろう・・・とタイピングシートと睨めっこをしながらパソコンの文字を打っていた・・・そんな時代がボクにもあります。

そんな状態から、場所に縛られない働き方をするには、どうすればいいだろう・・・時間にとらわれない仕事をするにはどうすればいいのだろう・・・そんなことを考えていった結果、そして突き詰めていった結果、今の働き方に落ち着きました。

働き方は時代に合わせて進化していくし変わっていく

もちろん、これからも働き方は進化させていくと思います。

そのうちiPhone(スマートフォン)一台あれば完結できる仕組みにしていくかもしれません。

正直な話、今の状態でもiPhone一台で仕事を完結させる仕組みを作ろうと思えば、できなくはないと思っています。

でも、ボクは根っから文章を書いて伝えるということが好きなので、パソコンの方が、早く書けるし、使い勝手が良い。

だからパソコンを使っています。

パソコンを使っている理由なんてそれだけです。

正直働き方については、今現在も進化の途中だと思っていますし、そのうちchatGPTのようなもので簡単な仕事はオートで片付けて、本当に大事な仕事だけ、ボクのところに回ってくるような仕組みにしていくかもしれません。

>>>Chat GPTやGoogleのBardは本当に脅威なのか?

ノマドな働き方は誰にでも実現可能

正直、この働き方は、ご本人のやりたいことや実現したいことなどが複雑に絡んでくるため、誰にでも簡単にできるものではないと思っています。

けれども、働き方をボクがいう「ボヘミアンな働き方」に近づけることはできると思っています。

※「ボヘミアンな働き方」とは、仕事とプライベートな垣根を無くした状態の働き方のことです。

詳しくは「ワークスタイル中心の働き方から、ライフスタイル中心の働き方へ」でもまとめさせていただいています。

ノマドな働き方とは、「場所」に縛られない働き方のことですが、今の時代、やり方さえ間違えなければ、ノマドな働き方は「誰でも実現できる」そう思っています。

※スクール事業を通して「やり方」を伝え、それを実現していただけるように「お手伝い」させていただくのが、今のボクの仕事の一つとなっています。

ボクのスクールでは「ボヘミアンな働き方をする」をゴールとさせていただいていますが、人によっては中間地点としてノマドな働き方を実現していただくことを、まず設定させていただいていることもあります。

それだけ数年前とは状況が変わってきています。

もちろん、働き方によっては「時間」に縛られてしまうこともあるかと思いますが、「場所」に縛られない働き方は、正直、やり方さえ間違えなければ誰でもできる・・・そう感じています。

なぜそう言えるのか?それはスクールで、今まさしく実践されている方が結果として示してくれています。

例えば、それを証明するかのように、ボクがスクールで教えている方の中には、今までどんなにやっても収益化が難しかったのに、一緒に取り組みはじめて1ヶ月で、すぐに収益化ができるようになったり、たったの2ヶ月取り組んでいただいただけで、会社に縛られずに、今後やっていけそうな状態になりつつある方もいらっしゃいます。

ボクがインターネットを使ったビジネスに、はじめて取り組んだ時には考えられないような話です。

何度も言いますがボクは苦労して、やっと100円という報酬でしたから(笑)もはや笑い話です。

「正直、いくらお金を払ってもいいから(限度はあるけど)、こんな人が欲しかったよ・・・」そんなサービスであると思っていますし、客観的に見て「いいなぁ、ボクのような人がいて・・・」なんて思ったりすることもあります(笑)

それだけ一人一人の方に合わせたご提案をしていますし、ボク自身「伝え方一つで相手の人生が大きく変わる。相手の人生がかかっている」という意識を強く持って一緒になって取り組みをさせていただいています。

人それぞれ持ち合わせている資質は違う

もちろん、その方の資質や元々備わっているものがあってこそですが(そこを見つけ出し、導いていくのもボクの仕事)ノマドな働き方でしたら、今の時代やり方さえ間違えなければ、1年あれば実現できるのではないか。スクールで学ばれている方を見て、そうボクは今思っています。

もちろん人によっては2〜3年かかる方もいらっしゃるでしょう。

でもやり方さえ間違えなければ、そして方向性さえ間違えなければ、それは実現可能だと個人的には思っています。

ボクは正直スクール事業で無闇矢鱈に人数を追っていませんので、スクールで学ばれている人の感想などは載せていません。感想はボクの元に定期的に届くのですが、それを載せるようなことは今のところしていません。

売れすぎても困るんです。

正直ボクは今、スクールを売ることはそこまで難しいことではなく、売ってからが本当の仕事だと思っていますし、実際そうですから、あまり人数を取りすぎても、ボクが疲弊してしまいます・・・。

だからボクの中で上限の設定は設けさせていただいていて、それを超えない程度に日々取り組ませていただいています。

ノウハウは知るだけ無駄、まるで意味がない

ボクは兼ねてからノウハウ(=情報)は今の時代、なんの価値もないよ、一貫してそう伝えてきました。

もちろん「なんの価値もない」は言い過ぎで、誤解を生みそうな表現なのですが、ボクが言いたいことは一つで、それを知ったところで、使いこなせなければなんの意味もない・・・ということが言いたいのです。

「知る」ことと「使いこなす」ことは別次元にあります。

例え「知った」としても、それを「活かす方法」だったり「活かすべきタイミング」だったり、どのように使えばいいのか扱えばいいのか「使いこなし方」がわからなければ、まるで意味がないのです。

ノウハウを使うのではなく、ノウハウに使われてしまうんですね。

そしてノウハウに縛られてしまったり、ノウハウに振り回されてしまったりします。

正直ノウハウなんてお金を払えば「知る」ことはできます。でも「活かす」ことができるのは、その方が一定以上のレベルになったときだけです。

ほとんどのスクールは「活かす」まではできていません。マニュアル通りだったり、型通りだったり、いろいろですが、そんなことやっていてもできるようになんてなりません。

そもそも、たまたま市場に勢いがある時に参入して売れてしまった、販売できただけの素人が教えている・・・ということもありますから。

元メジャーリーガーのイチロー選手と同じメニューをこなしたとしてもイチローになれないですし、大谷選手と同じメニューをこなしても大谷翔平にはなれない※・・・こんな当たり前のことになぜ気がつかないのでしょう。

本当にその方を導いていきたいのであれば、引き上げていきたいのであれば、人に合わせてやり方や伝え方を変えていく必要があるし、それなしではまるで意味がありません。

なぜ、なぜ、なぜ、正直、お金儲けに走っているスクールばかりです。

サービス提供側も、その方がうまくいくことに焦点を置いているのではなく売れればいいと思っているスクールばかりです。

※ちなみにイチロー選手については下記の記事でも触れています。興味があれば読み進めてみてください。

>>>成功するのは簡単ではないという話

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