ビジネスはどこまで行っても「人間関係」である

たまにはオンラインスクールについての記事も書こうかなぁと思っています。

普段、あんまりこんなことを書かないし言わないのですが、たまにはブログにオンラインスクールについての記事も書いてもいいのかなぁなんて思い、記事としてアップさせていただきます。

あんまり外部の方には知られていないのですが・・・実は、現在のところ、オンラインスクールに入って頂いた方、ほぼ全員にお会いしています。

沖縄と九州にお住まいの方にはまだお会いしたことがないのですが、それ以外の地域の方には、全ての方に一度はお会いしている形になります(東北にお住まいの方はごめんなさい、これからですよね。だから予定も含めです)。

これにはボクなりの明確な理由があるのですが、なぜ、オンラインで完結できる今、オフラインでも会うという、そんな面倒なことをするのか・・・その理由について大事な部分を少しだけお話しさせていただきます。

ビジネスはどこまで行っても人間関係だ

ボクはスクールで学んでいただいている方には申し伝えているのですが、ボクの根っこの部分に「ビジネスはどこまで行っても人間関係だ」という思いがあります(ここら辺はボクが日本人であるということが大きく影響しているのかもしれません)。

どんなにオンライン上で完結できる技術的なテクノロジーが発達しようとも、ビジネスは「人間関係」であることに変わりはない。ボクの根底にはそんな思いがあります。

そしてこの「人間関係」というものはオンライン上では築くことは難しい。少なくともボクはそう思っています。

画面越しの相手は、やっぱりどこか、生身の人間とは違うし、なんとなく、そしてどことなく「冷たさ」が残ります。だって「ありがとうございました」・・・クリック、で途切れちゃうでしょ?(笑)

余韻がないんです。終わったらプツンときれる。その後に静寂の空間が訪れる。毎回その繰り返し。なんとなくそこには人の暖かさがなく、確かな気配がなく、後には「冷たさ」が残ります。

このように、オンラインでは、相手の雰囲気を掴むことが難しいし相手がどのような方なのかがいまいち分かりづらい。

ボクもそうなのだから、きっと相手もそうだろう。そう思っています。

だから、ボクは時間のあるかぎり、お一人お一人にあって、きちんと関係を築いていこうと努力しています。そして今も忙しいけれども、まだ時間はあるのだから、時間のあるかぎり、こうしたオフラインでの活動は続けていきたいなと思っています。

本当の人間関係というものはオンライン上では築くことができない。だからボクはオフラインでの活動に力を入れています。

これが理由の一つです。

オンラインとオフラインでは熱量の伝わり方が大きく変わってくると感じる

あとオンラインとオフラインでは伝わる熱量がやっぱり変わるなぁと思っています。

同じことを画面越しに伝えるのと、お会いして伝えるのとでは、やっぱり相手への伝わり方が違う。そう感じます。

やっぱりそこに「人」が感じられると、その場の雰囲気だったり、その「人」自身から発せられる全体的な空気感というものが伝わると思っています。

多分人は本能的に、五感と呼ばれる感覚的な機能以外でも「相手を見ている」のだと思います。それは言葉にできない領域で、その人から発せられる空気感のようなものを無意識に感じて、相手を理解していると言ってもいい。

その人全体に現れるオーラのようなものです。それはオンラインでは感じることができません。

ボクもそうだし、おそらく相手の方もそうだと思います。

だから実際にお会いして、お互いの空気感を掴んだり感じられるようにしています。

特にインターネットビジネスというものは、どこかしらドライな部分があり、そこに暖かさがないことが多いです。みんな、どのようにしてお金儲けをしようと、考えている方ばかりですから(笑)

もちろん、それが悪いというわけはありません。

どのようにしてお金を稼ぐのか、それを考えることはビジネスとして当然のことですし、どこまで行っても、そうした思考が必要になります。

でも、ほとんどの方は「どうやってお金を巻き上げよう」そんなことを内心思っていたりします。自分とは関係ない世界の話だ。だから自分さえ稼げればどうでもいい。どこかしらで、そう思っているように思います。

だからそこに暖かさがない。自分本位なんです。

これはオンラインで話をしていると、そこに人が感じられなくて、どこか遠い存在のように思えるからなのだと思っています。

例えば人類は鉄砲を生み出す前は刀で戦っていました。そこには生々しさがありました。けれどもそれが鉄砲に変わり、兵器に変わり、より戦うという意味では便利になったけれども、人としての距離は遠くなっていったように思います。

そこには人が傷つく姿を見るという生々しさがなく、平気で人を殺せるようになってしまった。

それと同じようなことが今インターネットの世界でも起きている・・・ボクはそう思っています。だから、知らない相手に平気で罵詈雑言を浴びせられるし、オンライン上で人を傷つけることが容易になってしまっています。

それじゃあいけない。ボクは現代を生きる一人の人間として、そう思っています。

オンラインでのビジネスに慣れたボク自身もそうなのですから、慣れていない方なんかはもっとそうなんだろうなと思っています。

だから時間のあるかぎり、ボクは関わってくださる方全員にお会いしたいなぁと思っています。

例えば9月はスクールで学んでいただいている方に会うために、岐阜県、兵庫県、神奈川県と、のらりくらりと旅をしてきたのですが、やっぱりそこに「人」が感じられるとボク自身も気合が入りますし、根底にある「思い」の部分が大きく違ってくるなと思っています。

個人的にオフラインで会うと「相手の人生を背負っている」と感じる

あと、たとえ面倒であっても、おひとりおひとりとお会いする個人的な理由もあります。

それは、ボク自身の問題なのですが、実際にあってお話しするたびに「この人の人生を背負っているんだ」そんな気持ちになります。

毎回身が引き締まる思いです。

ボクの一言で相手の人生を左右してしまうかもしれない・・・そんな責任のようなものが、知らず知らずのうちにボク自身の中にハッキリとした形で刷り込まれていくんです。

やはり相手の方のお顔が見えていると、メール一本打つのにも、その方のお顔を想像しながら伝えることができますし、普段からその方のことを考えながら、過ごすことができます。

ボクは毎日意識して仕事を離れ、1時間くらいウォーキングをしているのですが、その間もやはり思います。いろんなことを考えます。そして、ふとした瞬間にアイデアが生まれることがよくあります。そんな時に。。。

「あっ、このアイデア、あの方にお伝えしたら喜びそう!」

なんてことを、ふと思いついたりします。

もちろん相手の顔が見える分プレッシャーを感じることもあります。「教える」ということは相手がいることですから、一方的にこちらの意見を伝えても意味がありません。

「教える」と「伝わる」と「理解する」は、また別問題の話ですから。

まずは、相手にきちんと受け取ってもらう必要がある。だから、ボクの中に答えはあっても、それを本当の意味で「伝える」にはどのように伝えたら伝わるかな。そんなことをボクは日々考えているわけですが、やはりお顔が見えている相手だと、なんとなく顔が浮かぶんですよね・・・。

だからこちらとしても伝え方が変わってくるし、熱量も変わってきます。

だから、そこにはきちんとした意味があります。

「答えを教える」ことだけが「教える」ではない。

そして教える側としては、一方的に「答え」を口にしていいものではないと思っています。

人は「答え」を求めますが「答え」だけを教えてしまうと、なぜそうなのか、どうしてそうする必要があるのか?などの、その過程が伝わりません。

実はその「過程の部分」こそが大事で、そこが「学び」につながってきます。なぜ?の部分がわかってくると、ボクなんかに意見を求めなくても自分自身で答えを手繰り寄せることができるようになってくるからです。

人はそれを成長と呼ぶのかもしれませんが、「答え」だけをホイホイと渡していると、自分で考える力が養われていきません。

それを「伝える」には、「理解する」には、実際に失敗をしたり、本当の意味で「学んで」いただく必要がある。これはボクも苦しいし、相手も相当苦しいと思います。でも本当の「学び」にはそれが必要なんです。

転んで擦りむいて傷が残るかもしれません。でも、そうしてできた、たくさんの傷は、のちに一人で歩いていくための確かな勲章になっていきます。

答えを教えて「はい終わり!」は、楽ですが「教える側のエゴ」にしか過ぎないのです。

本当の学びは「自分一人でも解決できる能力を身につけていただくことにある」と思っています。

だから時に「待つ」ということも大事になります。この「待つ」というのは、本当に大変で、こちらとしてはどうしてもその最中にいる人に何かを言ってあげたくなります。だって相手が苦しんでいる姿を見て、それをただ見ているのは苦しいでしょ?

こちらとしては早く楽にしてあげたい、だから「答え」を言ってあげたくなります。こうした方がいいよ!こうしなさい!これで解決するよ!と。

でも「待つ」ことができないと、何も身につきません。

「待つ」ことができない指導者は、もはや指導者ではなく、AI(エーアイ)です。聞かれたらそれに対して、何も考えずに返答を返すAIです。

だからそれではいけない。少なくともボクはそう思っています。

そこに「確かな人の気配」を感じることが大事

たまには、オンラインスクールのことを書いてみました。

世の中は、コロナという伝染病の影響でオンラインでも仕事を完結できる。そんなことに気がつきました。以前からSkypeというソフトがあったにも関わらず、謎にZoomというものが一般的に普及しオンライン会議などオンラインでできる仕事が増えてきました。

カフェなどに行ってもそこで仕事をする会社員の方が本当に増えたなぁと思っています(情報漏洩しまくりだけど(笑))。

でも、だからこそ、オフラインでの出会いをより一層大事にしていきたい。

それにもともと、ボクは自由に働けるような仲間がたくさんできたら、どんなに人生が楽しくなるんだろう。そんな発想でオンラインスクールを始めていますから、オフラインで会うことに意義を見出しているのかもしれません。

おわり

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