サイトが飛び、サイトを戻した僕が感じるGoogleに振り回された2019年で見えてきた現在のウェブの動き

少し早いかもしれないけれど、2019年の雑感を。

2019年はGoogleに振り回された年でした。

これは僕だけではなく、ウェブクリエイターとして、インターネットで食べていっている人たちは、ものすごい衝撃を受けた年だったと思います。

僕自身、僕がウェブ(インターネット)の業界に携わってから様々な出来事がありましたが、今年ほど大きく動いた年はないと感じています。

★人生初、サイトが飛ぶという経験

僕がウェブの業界に携わってから15年くらい経ちますが、これまでサイトが飛ぶという経験をしたことはありませんでした。

なぜなら飛ばないようにサイト全体を設計していましたし、何より、コンテンツイズキングの思想をベースに、ユーザー目線のコンテンツを、しっかりと考えて、考えて、考え抜いて、設計し、丁寧にサイトを作っていたからです。

ただ、今年に入ってから検索エンジン(Google)の挙動がおかしくなり、さる2019年3月12日、その出来事は突然起きました。

そう。サイトが飛んでしまったのです。

7年手塩にかけて育てたサイトが飛ぶ。

たった1日・・・いや、一瞬の出来事といってもいいかもしれません。

★サイトが飛ぶ前の予兆

今にして思えば、おかしな動きをしているなという予兆はありました。

2月後半から3月にかけてアクセスが急激にアップしたのです。

当時の僕は、いよいよ準備期間が終わり、やっと育てたサイトが次のステージまで来たか・・・よし、上手いこといっているなと思っていました。

しかし・・・・後になってから気がつくことになるのですが、これはサイトが飛ぶ前の予兆でした。

グーグルアナリティクスで解析すると、当時の記録が克明に残っています。

★サイトが飛ぶ

話には聞いていましたが、それは本当に一瞬の出来事でした。

僕が気がついたのは深夜の時間帯だったのですが、いつもなら、十分なアクセスがある時間帯にも関わらず、リアルタイムレポートのアクセスが、いきなり「0」を表示したのです。

もしかしたら、グーグルアナリティクスがデータエラーを起こしているのかもしれない。

「0」の表示を目にしたその時の僕はそう思っていました。

しかし、しばらくたっても一向に戻ってきません。

数字が「0」を表示したままです。

試しに僕のスマホでアクセスしてみると、きちんと「1」と表示されました。

少し考えた後に、血の気が引いたことを今でも鮮明に覚えています。

「・・・もしかして、サイトが飛んだ?」

★検索キーワードを打ち込んでも検索結果に出てこない

そこで、はじめて、いつもなら検索結果に上位表示されるキーワードを打ち込んでも、検索結果に表示されていないことに気がつきました。

いくつもの上位表示されていたキーワードを試しにGoogle検索に打ち込んでみましたが、全く出てきません、

「・・・・嘘だろ」

心臓が心拍数を上げました。

ドクドクと、鼓動が耳に聞こえてくるようでした。

それと同時に、一気にサーッと身体中の血が引いていくような・・・キーンと耳鳴りさえ聞こえてきました。

呼吸も浅くなりました。

その時の僕は相当青ざめていたと思います。

上位表示されていたはずのコンテンツが、探しても探しても見つかりません。

「おいおい・・・ありえないだろ」

僕はデスクでパソコンに向かい、独り言を繰り返し、声にならない声を、ただ、ただ繰り返していました。

★サイトが飛んだ理由がわからない

次に、襲ってきたのは恐怖でした。

鳥肌が立ち、身体中から変な汗がじわりじわりと吹き出してきました。

身体が熱を帯び、頭で理解しようにもなかなか思考が追いつかない状態が続きました。

冷静になれ、冷静になれ・・・僕は一人気持ちを落ち着かせようと必死になっていました。

なぜ・・・飛んだ?どこがいけなかった・・・

サイトが飛んだ理由が全くもってわからない・・・・

僕の思考は今までにないくらいのはやさで働き、様々なことを考えていました。

★サイトが飛んだ時に誰も反応していないという恐怖

僕は、いてもたってもいられなくなり、デスクの周りを意味もなく歩きはじめました。

片方の腕を組み、片方の手を顎に乗せながら、一人意味もなくデスクの周りを、右往左往していました。

時折、思い立ったようにグーグルアナリティクスを確認するも、表示は「0」のまま。

検索エンジンに打ち込んでも全く出てこない。

僕は何か悪い夢でも見ているのだろうか、一体何が起こったというのだろう・・・・。

ツイッターで検索をかけても、誰も反応していません。

やはり、何かの間違いだ、いや、そうに違いない。

★サイトが飛んだということを理解する

とあるキーワードを打ち込んだ時です。

上位にこそ表示されていないものの、3ページ目、4ページ目と遡っていくと僕のサイトがありました。

それからいくつかのキーワードでも同じように検索をかけ、1ページ目から一気に6ページ、7ページ目と飛んで行った僕のサイトを見つけました。

この時、僕はようやく理解しました。

「サイトが・・・飛んだ」

もちろんグーグルからなんらかのペナルティを受けたわけではありません。

それがせめてもの救いといえばそうなのですが、ペナルティを受けたわけではないのに、いとも簡単に検索圏外になる、これがアップデートか・・・と、どこか他人事のように感じました。

僕は一気に気持ちを切り替えました。

・・・戻してみせる。

★飛んだサイトを必ず戻すという決断を下す

一度飛んだサイトを戻す。

これは僕にとってとても大変な決断でした。

なぜなら「飛んだサイトは元には戻らない」これが業界の通説だったからです。

僕の周りでも、サイトが飛んだという話は聞いたことがありましたが、きちんとした方法で飛んだサイトを戻したという話は聞いたことがありませんでした。

僕は、冷静になり、何が何でも戻してみせる。そう自分に言い聞かせ、ありとあらゆる、できる限りの施策を施しました。

★サイトが飛び、分析と解析、理由を探る日々

そうはいうものの、なぜ飛んだのか理由がわかりませんでした。

一体、何に触れた・・・Googleのポリシーは理解しているつもりだし、Googleのポリシーに従い、7年かけて丁寧にサイトを作成してきた。

一体どこが悪い・・・何が理由で、なぜ、サイトが飛んだ。・・・・

今までの経験から、僕はありとあらゆる可能性を探り少しずつ修正を加え、手繰り寄せて行きました。

それはまるで、釣れるかもわからない場所に、釣り糸を垂らし、反応を見ながら場所を探っていくようなものでした。

本当にこれでいいのか、深い霧の中を手探りで歩くように、逡巡を繰り返しながら、一つずつ改善と修正を繰り返して行きました。

これは、改善といっていいのか、これは修正といっていいのか・・・それさえもわからない環境の中で、自分の感覚だけを信じて、ただ、ただ繰り返して行きました。

★サイトが飛び、回復の兆しを見せる

3ヶ月もたった、6月頃でしょうか。

そんな僕の施策も順調に実り、徐々に回復の兆しを見せてきました。

7月には順調に回復し8月には完全復活と言っていいくらいに回復しました。

★2019年3月以降に起こった、その後のアップデートも無事乗り越える

そのあと、9月、11月とアップデートがあったようですが、僕のサイトはこの波を乗り越えています。

時期によっては多少引っかかっている気配も感じられますが、3月ほどの衝撃はなく、しばらくすれば元の状態に戻るようになりました。

つまり、アップデートがあったという影響は受けるものの、そこまで心配をする必要のない程度になっています。

★サイトが飛ぶ可能性は誰にでもある

飛んだサイトを戻してみて、感じることは、サイトが飛ぶということは誰にでも起こりうる可能性のあるということです。

今の僕は、身にしみて感じたため、サイトが飛ぶ理由を以前よりはっきりということができます。

だからこそ、断言できることですが、今のGoogleは、どんなサイトでも飛ばす可能性があり、どうしようもないこともあるということです。

もちろん飛んだサイトには何かしらの理由があり、サイトが飛ぶ理由もはっきりとあります。

それを知り、対策をすることでサイトが飛ぶという確率論を上げることはできますが、残念ながら100%サイトが飛ぶということを防げるわけではないと思っています。

業界的にそれほど、揺れ動いているということをしっかりと意識して、変革期にあるということを理解した上でサイトを運営していく必要があるように思います。

★サイトが飛んで気がついた、もう一つ無視できない大きな動き

またもう一つの大きな動きが、今までは頭で勝てた戦いが、どうやっても頭では勝てなくなってきたということです。

僕のライバルはいわゆる大手サイトがほとんどなのですが、今までは頭で考えて、コンテンツを作成していけば、そんな大手の上をいくサイトを作ることができました。

大手のように資本はなくても頭で考えて、ウェブコンテンツを作成すれば、必ず勝てる。

たとえ、正攻法であってもそれは可能でした。

それが、サイト作成の醍醐味であり鳥肌が立つほど、仕事をしていて面白いと感じる瞬間でした。

しかし、2019年のウェブの動きで随分と事情が変わってきました。

上にあげたGoogleアップデートの影響を受けて、どんなに頭を使っても、大手サイトよりも上位表示するのが難しくなってきています。

業界によっては、はじめから検索エンジンに上位表示させるのが難しいケースもあります。

今までは、頭で勝てた戦いも、最近の傾向として、頭では勝てなくなってきた・・・というのが残念ながらあります。

★2019年以降の傾向として公式サイトが強くなっている

現在のウェブの状況として、いわゆる公式サイトと言われるような、誰もが知っている大手サイトが検索エンジンの結果に上位表示される傾向があります。

そうしたサイトのドメインは、はじめからシード権を持っているようなもので、どんなに内容が薄くても、いとも簡単に、上位に表示されている・・・それが昨今のウェブの状況です。

★Googleアップデートに便乗した大手メディアのやり方がえげつない

そして、それに気がついた大手メディアは、今まで上位表示されていたメディアのコンテンツを盗み、上位表示させるやり方を行なっています。

簡単に検索結果の上位に上げることができる、この追い風が吹いている状況を逆に利用して、今まで上位表示されていたコンテンツをパクリ、自分のものとし、やりたい放題にやっています。

それも外部のライターに依頼し、ものすごい勢いでコンテンツを作成しています。

もちろん、コンテンツをパクるという行為は許されることではありません。

ただし、ビジネスという側面でみると、勝つためには手段を選ばない・・・とても合理的な判断だということもわかります。

もともとインターネットの情報は8割以上が、コピーコンテンツだと言われていますから、大手メディアとしては、この波を逃さないはずがないのです。

★大手メディアのコンテンツの盗み方が巧妙になってきている

コンテンツのパクリ方もこの数カ月で、ものすごく巧妙になってきています。

大手メディアが、パクるタイプとしては3つのやり方があります。

1:中身を薄めたタイプ
2:そのままパクるタイプ
3:構成や内容をそのままパクリ、追記するタイプ

コンテンツの盗み方としては、私は正しい盗み方だとは思えません。

本来であれば、構成も変えるべきだし、中身も変えて、似せることなく、盗む方法を取るべきです。

いわゆる合法的に盗むというやり方でしたら、まだ納得できます。

しかし、現在の状況としては、構成も同じ、中身も同じ、狙っているキーワードも同じという、本来一番やってはいけないパターンで、コンテンツを盗み、上位表示をさせています。

★大手メディアは、コンテンツを盗用したことを絶対に認めない

私はコンテンツを盗んだ企業にコンタクトを取り、削除依頼をしたことがあります。

明らかにコンテンツを盗んでいることが誰がみてもはっきりしていましたし、私のサイトよりも、上位に表示されていたからです。

これ以前にも、頭を使ったコンテンツが大手メディアに盗用され、私のコンテンツが検索圏外にいってしまったこともあり、無視できないと思ったため、このタイミングで、依頼をしました。

しかし、当の担当者はしらを切り、外部に依頼しているため詳細なことはわからない。あなたのコンテンツの存在も知らなければ、参考にしてもいないと言っている・・・・と絶対に認めません。

挙げ句の果てには、存在しない書籍や雑誌の名前をあげ、逃げようとしていました(きちんと発行されている書籍は中身まで調べることができますので、存在しない書籍だったと断言できます)

そもそも狙ったキーワードで上位表示されているのですから、今の時代、インターネットで検索をして調べないということは絶対にありません。

そもそも、たまたま作ったのに、中身も構成も全く同じ、狙っているキーワードも同じということは100%ありえません。また結論はもちろん、文章の表現方法まで同じなのですから。

これは企業のモラルの問題だと思っています。

ちなみに私が法的手段を検討しているということをはっきりと申し上げ、真摯に対応した結果、削除に応じてくれました。

ただ、かなりの時間を要し、こちらも消耗したため、これがいろんなところで起こるともうどうしようもないと思います。

★2019年以降のウェブ業界の動き

来年のことは誰にも予想はできない。

今のウェブ業界はとても不安定になっています。

なんというか、明日何が起きるかわからない・・・そんな不安を感じさせる側面が今のウェブ業界にはあります。

ただ、これは、どうしようもありません。

真摯に向き合っていくしかない。

私を含む、ウェブクリエイターは、大きな動きをきちんと理解し、それを知った上で、ユーザーにとって本当に大切で、的確な、ユーザーにとって価値のある情報の詰まったコンテンツを作っていかなければなりません。

その姿勢は、変わらないと断言できます。

ただ、気をつけなければならないことや、注意しなければならないことが増えてきている。

それが現在のウェブの動きです。

本来であれば飛ぶことのないサイトが飛んで、それを戻したからこそ、わかることがたくさんあります。

言うなれば「大きな動きをきちんと理解した上で、これまで以上に真摯に取り組む」

これからはウェブはプロの世界になって行きます。

プロフィール

はじめに

私は、今まで、SEOを積極的に人に伝えることはありませんでした。

どこか感覚的な部分が多く、理屈(論理)はあるものの、それをうまく人に伝えることができないでいたからです。

また、わざわざ私が伝える必要もないと言うのも大きな理由です。

現在のままでも、検索エンジンを使いネットで調べれば大抵のことは解決できるし、わざわざ私がそれを語る必要性が感じられなかったのです。

それでも、なお、私がなぜこの問題に取り組むことにしたのか。

それは、私がどうしても伝えなくてはならない内容や意味が出てきたからに他なりません。

今まで培ってきた経験の中で、どこか感覚的で散らばった思考を手繰り寄せていく作業は困難を極めるでしょう。

しかし、それでもなお、散らばった思考を体系的にまとめていく作業は価値のあるものだと思っています。

今回のSEOを人に伝えると言う試みは、私にとって新しい挑戦でもあります。

SEOのレシピについて

料理は同じ素材を使って同じように調理をしても、つくる人(料理人)が違えば、味も違うものとなっていきます。

基本的な調理法は、「1:焼く」「2:茹でる」「3:炒める」「4:揚げる」「5:煮る」「6:和える」「7:蒸す」の7つしかないのにも関わらず、どのタイミングで、どうやって調理するのかなど、素材の活かし方によってその味わいは大きく変化します。

コンテンツマーケティングのSEOもそれと同じように、同じキーワード(素材)を使っても、コンテンツ作成者によって切り口が違えば、内容や結論も違い、それぞれの個性が生まれてきます。

まるで料理と同じように、同じレシピを使って、同じように素材を調理しても、作り手によって強い個性が出る。

それが料理の奥深さであり、面白いところであると思います。

さらに、プロの料理人によって管理され、考え抜かれて調理された料理は、マリアージュ(組み合わせ)によって、後を引く滋味深さを存分に堪能することができ、明日への活力となっていきます。

それと同じように、本物のプロによって作成された優れたコンテンツは、他にはない独自の切り口などにより、読者の心を感動のうずに包み込む、心踊らされるような、コンテンツになっていきます。

それと、なぞらえて、私はこのブログを「SEOのレシピ」と名付けました。

副題の「コンテンツマーケティングの本質」は、このブログの中身を示しています。

私の専門とする分野は、優れたコンテンツの力でユーザーの支持を受け、SEO効果を最大限に引き出す内容のため、このような副題をつけさせていただきました。

優れたコンテンツとは何か?

「SEOのレシピ」には、多くの部分で「優れたコンテンツ」という言葉が出てきます。

呼び方は、それぞれのコンテンツで違い「最高のコンテンツ」だったり「良質なコンテンツ」という言葉に置き換えたりしていますが、ほとんど同じ意味だと思ってください。

(ちなみに、Googleは良質なサイトを「high-quality site」と呼んでいます)

では、優れたコンテンツとはどのようなコンテンツのことを言うのでしょうか?

私は優れたコンテンツを下記のように定義づけています。

 

【優れたコンテンツ、良質なコンテンツとは】

・ユーザーの意思決定の手助けをし、ユーザーの生活の質を向上させるもの

 

現在の環境下で優れたコンテンツとは、ユーザーの生活の質を向上させるもの以上の意味を持つ

様々なところで言われているように、優れたコンテンツはユーザーの生活の質を向上させるものです。

この事実に変わりはありません。

ただし、私は現在はそれよりも一歩進んだ見解を示しています。

つまり、それは、「ユーザーの判断の手助けをする」と言う考えです。

ユーザーにとって最良のコンテンツを届けるけれども、最終的な判断は読み手に委ねる・・・私は優れたコンテンツをそのように解釈しています。

それは例えば、良質な本と出会った時に似ています。

著者のメッセージとして、様々な解釈ができるけれども、最終的な結論や判断は読み手によって委ねられています。

また、優れた料理にも言えることでしょう。

万人に対して美味しいと思ってもらえる料理ではなく、味の違いを求める特定の人にとって、本当に心の底から満足していただける料理となる。

これからの時代のSEOは、よりそうした意味合いが強くなっていくものと感じています。

また、よりユーザーのことを考え抜いてコンテンツを作成していかないと生き抜いていけない本物だけが生き残れる時代になっていきます。

★SEOのレシピが掲げる使命

私が「SEOのレシピ」で定めた使命は一つです。

それは、

「検索結果として表示される情報を、最高のコンテンツで埋め尽くす」

ことです。

Googleは、「世界中の情報整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする」という使命を掲げていますが、私は「世界中の情報が最高のコンテンツで溢れかえる世界」を夢見ています。

つまり、「世界中の有益な情報だけが検索結果に表示される」世界にしていきたいと考えています。

今までの経験や正しい知識や知見を広く伝えることで、ウェブ上のコンテンツがコンテンツの提供者だけが、得をするような、下らないコンテンツに埋め尽くされるのではなく、人の役に立つコンテンツで溢れかえる世界を夢見ています。

広大に広がるウェブの世界において、私の力は微力かもしれません。

正直、時間がかかる問題でしょうし、本当に実現できるのか私にもどうかはわかりません。

しかしだからこそ、この問題に取り組む必要があると感じています。

それに、もしかしたら、私の発想自体が不可能な話なのかもしれません。ですが、世の中が最高のコンテンツで埋め尽くされた時どんなことが起こるのでしょう。

おそらく、多くの人々が検索エンジンとしてGoogleを有意義に使うことで、悩みから解消され自分らしい、素敵な人生を築いていけるのではないでしょうか?

私はそんな世界を夢見て、「SEOのレシピ」を立ち上げました。

自由なライフスタイルを手に入れた私が、ウェブメディアをつくる上で意識している8つのこと

インターネットの発達によって、時間と場所にとらわれずに、自由に働く方が増えていると感じています。

私自身が、現在主な仕事場にしているカフェでも、平日・土日祝日にかかわらず、パソコンやタブレット端末で仕事をしている人をよく見かけます。

少し前では考えられない話ですが、現在は、インターネットの発達によって、いつ、どこにいても働くことは何ら不思議なことではなくなっています。

それこそ、旅先のホテルや旅館でも仕事をすることは可能で、旅を楽しみながら仕事をするというスタイルもまだまだ遠いですが、少しずつ一般的になってきているように思います。

そこで、自由なライフスタイルを送っている、私自身が、今回ウェブメディア編集長として常日頃意識している8つのことについてお話ししていこうと思います。

1:お金になるウェブメディアを持つ

世の中にはたくさんのウェブメディアがあります。

個人が手がけるもの、企業が手がけるもの、NPOなどの非営利団体が手がけるもの、それこそたくさんあります。

しかし、個人単位で「自由な働き方」をするという目的をゴールに置いた場合、ただ単にウェブメディアを持てばいいというわけではありません。

そこには、しっかりとしたマーケティングが必要であり、個人単位でもお金になる仕事を選ばなければなりません。

とにかく何でもいいから、自分でメディアを運営することが大事だという考えを否定するわけではありませんが、私の経験の範囲で言うならば、そのようなウェブメディア運営の方法では、極めて高い確率でスケールはしないと考えてください。

きちんと運営すれば、ウェブメディアは資産になる

ウェブメディアは運営前にきちんとした設計図をかき、世の中の流れに合わせてしっかりと育てていけば、永続的にお金をもたらしてくれる資産になり得ます。

それは企業はもちろん、個人でも可能です。

最近では、資産となりうるサイトの方向性が限定的になってきてはいるものの、正しいやり方で運営すれば企業でも個人でもウェブ上に資産を持つことは可能です。

私自身がそうですが、一旦流れに乗ってしまえば、こうして執筆作業をしている時も、家族と掛け替えのない時間を過ごしている時も、友人たちと他愛のない会話を楽しんでいる時も、夜疲れて眠っている時もウェブ上に設計した資産から自動的にお金を稼いできてくれます。

ただし、きちんとしたウェブメディアを運営するにはそれなりの方法論が必要ですし、それなりの経験も必要になります。

私の場合は、自由な働き方を手にするまで10年かかっています。

最速で駆け上がることはできる

私は、自由な働き方として、現在のライフスタイルを手に入れるまでに随分と時間がかかってしまいましたが、誰もがここまで時間をかけなければ実現できないわけではないと思っています。

なぜか。私はその理由を説明できるからです。

細かい理由はたくさんありますが、一言で言い表すのであれば、「間違った方法に気がつかず、間違った方法で運営をしてしまっていたから」という一言に集約されます。

間違ったウェブメディア運営方法でひたすら、ウェブメディアをつくり、間違ったマネタイズの仕方を実行し、正しくないやり方を行ってしまっていたため長い時間がかかってしまいました。

それに気がついたのは、稼げるようになってからです。

正しいウェブメディアの運営方法を学ぶことが大事

ウェブ上に資産をつくり、自由な働き方を手に入れた今だからこそわかりますが、ウェブメディアの運営方法は1つではありません。

必ず外してはならない軸はあるように感じますが、様々な運営の仕方で成功しているメディアがたくさんあります。

そうしてみると、大事なことは運営ノウハウの「相性」であり、どの方法が自分に適しているのかを探し当てることも大事なのではないかと思います。

2:ウェブでの戦い方を理解する

ウェブはある意味特殊な媒体です。

オフラインのビジネスの方法論を、そのままウェブに持ってきても成功することは難しいでしょう。

それこそオフラインのやり方をそのまま持ってきた、たくさんのマーケティング事例を見てきましたが、皆、ことごとく失敗しています。

なぜか。

ウェブには特有の文化があり、ある意味特殊な市場だからです。

細かいことを言えば、紙媒体で必要となるライティングテクニックと、ウェブ媒体で必要となるライティングテクニックは全く別物になります。

ウェブの市場における特性に合わせて、照準を合わせ狙っていくことが大事です。

それを理解しないとウェブで稼ぐことは難しいでしょう。

最近面白いと思う媒体

最近、うまいなと思うのは干場義雅さんが編集長を務めている「FORZA STYLE(フォルツァ スタイル)」というウェブメディアです。

紙媒体とウェブ媒体の違いがはっきりと現れており、YouTubeやInstagramなどのSNSを活用してマーケティングも仕掛けています。

FORZA STYLEは講談社がバックにいることもあり、あのようなやり方で個人が運営するのは難しいでしょうが、ウェブの戦い方をよく知っている方のやり方でしょう。

それは、それぞれのコンテンツにおける「タイトルのつけ方」一つにしてもセンスが感じられます。

3:お金が動いている市場か

オフラインのビジネスでは、市場規模が大きく、お金が動いている市場であっても、オンラインのビジネスではお金があまり動いていないと言うことはあります。

何にもないところから、市場をつくっていくというと、かっこいい話に思えるかもしれませんが、実際、市場を新しくつくっていくためには、それなりの資金が必要となりますし、時間もかかります。

そして、何より参入のタイミングが非常に大事となります。

もちろん、うまくいく確率は、ゼロパーではありません。不可能なことではないかもしれませんが、今ある市場に乗っかるよりも、大変な労力と時間投資を伴うことは間違いありません。

ですから、個人レベルで行うビジネスをスケールするためには、ウェブの世界においてどれくらいお金が動いていて、どの程度、規模がある市場かを確認する必要があります。

目安としてはグーグルが無料で提供しているキーワードプランナーなどを使いトラフィックが、どれくらいあるかどうかで絞り込むことができますし、ウェブ広告がどれくらい動いているのかでも確認することができます。

人通りが少ない通りで勝負しても意味がない

これは、オフラインのビジネスに置き換えればよくわかります。

トラフィックがない場所にウェブサイトをつくるということは、人通りが全くないところに店舗を構えるのと同じことです。

現実にはそう単純なこととは言えませんが、人通りが多い場所で勝負するほど、ビジネスがうまくいく確率は上がるのは当然のことと言えるでしょう。

誰もいない田舎町にお店を開くよりも、都会でお店を開いた方がビジネスがスケールしやすいのは至極当たり前の結論と言えます。

また、例えば東京都という一つの市場の中でも新宿で勝負するのか、有楽町で勝負するのか、それと渋谷か原宿か、竹下通りか、キャットストリートかによって戦い方は変わってきます。

どのような人がいるのか、どのような人が利用するのかによってもサイトデザインを変える必要はありますし、きちんと収益を生むように設計をするなど工夫を施す必要があります。

4:どのようなライバルがいるか

また同時に、戦う市場において、どのようなライバルがいるのかは非常に大事です。

全く太刀打ちできない市場で勝負しても、時間と労力の無駄だからです。

特に個人が手がけるウェブメディアに関しては、ライバルを見極めることはかなり大事です。

近年では、市場によってはGoogle側が上位表示をさせないようにと規制をかけているので、なかなか難しい市場にあえて飛び込むのはラッキーパンチ以外ありえないと思います。

もちろんそうした市場でも戦う方法はありますが、重箱の隅をつつくような戦い方になるので、非常に労力を要すると思います。

強い相手でも戦うことができるが、より洗練された戦略を練る必要がある

私はウェブメディアを運営する上であえて、そうした市場に飛び込んでいくことはあります。

その場合は徹底的にリサーチします。

つまりライバルはどのような切り口で勝負をしているのかを徹底的に調べ上げます。

その上で、ライバルが出していない切り口で勝負を仕掛けるようにしています。

どのウェブメディアにおいても、完璧なメディアというものは存在せず、どこかしらに弱点があるからです。

メディアの弱点を突き、ライバルが気づかないように重箱の隅をつつくような戦術で仕掛け、自身のメディアをどんどんスケールして、最後には盤上を埋め逆転するような戦略イメージです。

大きな市場を狙う場合は、だいたい3〜5年くらいをかけて、じわじわと切り崩していきます。

イチから始めるとなると、現在では、プロの手でもそれくらいの時間はかかります。

プロの手でも時間や労力がかかるのですから、これからウェブメディアを持つ方には、この方法は、お勧めしません。

5:市場に深さがあるか

市場に深さがあるのかも同時に確認する必要があります。

「深さ」というのは、ある程度、ビジネスをスケールできるかということです。

関連ビジネスとして、横展開するのがスケールの基本となりますが、そうしたことが可能かどうかはビジネスをつくる上で、非常に大事な考え方になると思います。

また、「深さ」がなく、「浅い」市場の場合は、不安定な市場になるケースも多く、長期的なスパンでウェブメディアを運営していくことは非常に難しくなります。

6:いいメディアが常に勝てるわけではないことを意識する

人の役に立つ、いいメディアを作ることは大前提です。

しかし、矛盾しているかもしれませんが、必ずしもいいメディアが勝てるわけではありません。

はたから見て、なんでこんなメディアが・・・というものが成功している例はごまんとあります。

そうした事例を見るたびに私は不思議に思うのですが、こうした事例からわかることは、ひとつ。

それは、必ずしもいいメディアが勝てるわけではないということです。

ビジネスは複雑な環境要因によって成功か失敗かが決まります。

理由や理屈は所詮後付けに過ぎません。

例えばAというやり方で成功したからといって、他のメディアにもAというやり方を適用しても失敗に終わることがほとんどです。

確かにビジネスには再現性の高い科学的な要素はありますが、どちらかというと感性などのアートの要素で決まるのではないかと思います。

話が逸れてしまいましたが、必ずしも戦略に優れたメディアが勝てるわけではないということは、ウェブメディアの編集長として、私自身は強く意識しています。

7:仕組み化できるか

これは個人が自由なライフスタイルを手に入れるためには、大前提となる考え方になりますが、あなたのビジネスは仕組み化できるのかという視点は非常に大切です。

「仕組み化」というとなかなか難しいように感じられますが、つまり、あなたが働いていないときでも、収益を生み出してくれる仕組みをつくるということです。

例えば、メールマガジンを配信している場合、ステップメールを利用して登録してから順番に所定のメールを配信していくような仕組みです。

私は現在メールマガジンをやっていませんが、例えばそうした、直接手を下さなくても自動的に収益を生み出す仕組みを作ることができるのかはビジネスをスケールする上では非常に大事になってきます。

それはビジネスが大きくなればなるほど、必要性を感じる機会が多くなってきます。

例えば、オフラインで勉強会などのセミナーをやっているのであれば、それをオンラインで配信していけば大勢の方に見ていただくことができますし、仕組み化することでビジネスをスケールしていくことができます。

8:一定期間をおいて改善をする

意識としては、常に改善をしているということが正しいのですが、一定期間をあけて自分のビジネスを大幅に見直すことも大事です。

オンラインのビジネスの場合、目に見える形でデータが溜まってくるので、この方法でいいのだろうか、もっといい方法はないだろうか、と常に自問自答する姿勢が非常に大事です。

ビジネス環境は常に動いて変わっていきますから、戦略などに微妙な修正を加えることは非常に大事となります。

まとめ

今回は、ウェブメディアを運営する上で、私が常日頃考えていることについてお話ししました。

全てではないですが、複数のウェブメディアの編集長として、多角的な視点で日頃から俯瞰することを忘れずにウェブメディアを運営するように心がけています。

かといって、常に見ているわけではなく、あくまで全体を見ているようなイメージですので、ずっと張り付いているわけではありません。

ただし、張り付いていた時期もあり、きちんとしたメディアを運営するのであれば、そうした時期も必要だということは頭に入れておくと、人の役に立ついいメディアを作ることができると思います。