私が起業してから随分と立ちますが、取り組む中でいろいろなものが変わってきました。
やはり人間ですから、ずっと同じではなく、表面に見える見えないは別として、少しずつ変化していきます。
その中でもモチベーションの問題があります。
今回はそんなモチベーションについてお話していきます。
フェーズによってモチベーションの持ち方は変わってくる
前回の「共通体験」に繋がる話でもあるのですが、私も多くのひとと同じように、起業当初はお金になるものだったら、何でもやっていた時期があります。
それまでは個人でお金を稼ぐということをしたことがありませんでしたから、それは大変なものでした。
インターネットという市場には目を付けはしたものの、私の理想とする働き方が果たして本当に可能なのかどうか、今にして思えば、非常に半信半疑でした。
ハッキリと教えてくれたり、明確な道を示してくれる人もいませんでしたから、自分で考え、自分で答えを導きだすことしか出来ませんでした。
そんなときに支えとなったり、私の不安を紛らわせてくれる、よりどころになったのは、書籍などの情報です。
今になって当時を振り返り、思えば、内容は理解していないものの、そこに書いていることには、本当に勇気を貰ったと思います。
本当に、この時の体験は貴重で、なぜにここまで高くモチベーションを保つことが出来たのだろうと思うほどに、高いモチベーションを維持していました。
何度もやっては失敗し、その度に大きく落ち込むのですが、しばらくするとまたモチベーションを高く持ち直し、取り組む。
トライアンドエラー、トライアンドエラーの繰り返しで、ものすごく時間やお金を無駄に浪費していた時期があります。
必死になるとはこういうことか、と、今になって思うのですが、本当に必死そのもので、わからないなりに文字通り、手当り次第にあたってはくだけていきました。
しかし、そんなモチベーションの高い状態はいつまでも続きません。
ある種ハイになっている状態だからです。そうしたモチベーションは次第に疲れてきます。そして、精神的に疲弊してきます。
ですから、しばらくすると、モチベーションの持ち方が変わってきますし変える必要があります。そこに求めるものも変わってきますし、モチベーションの保ち方もかわってきます。
何をキッカケに変わってくるのかと言えば、やはり、結果をきっかけに変わってきます。結果をキッカケに仕事に取り組む姿勢も変わってきますし、仕事に対する関わり方が大きく変わってきます。
たぶん、順調に上手く行く人と行かない人の違いは、ここに現れるのではないかと思います。ここの段階でうまく結果を掴むことが出来た方は、割とスムーズに次のフェーズに移行しているように思います。
ただ、ここでつまづいてしまった場合は、低迷の時期が長く続いたり、なかなかに辛い時期がまっています。
結果を見て、モチベーションを高く維持することは、およそ不可能ですから、それ以外の保ち方が必要になります。
それが非常に困難で、普通の精神状態ならおそらく耐えることは出来ないでしょう。この時期を乗り越えるのには、強靭な精神力が必要になります。
私はどちらだったかというと、もちろん後者で、モチベーションの高い時期にうまく結果を残すことができず、順調に移行できなかったタイプの人間です。
つまり、私は下積みが長い道をたどることになってしまいました。だから色々と苦労している分、順調に次のフェーズにのることが出来た方には、わからないことを良く知っています。
でも、だからこそ、結果に至るまでの過程を全て説明できます。今になって思うのは、下積みが長い分、上手く行くことも、上手く行かないこともたくさん味わっており、どこがどうダメだからうまくいかなくて、どこがどう良いから上手く行っている、もしくは上手く行くというのが完全に説明できます。
ただし、遠回りをしようが、最短距離でいこうが、結局、たどり着くところは同じなんですけどね。
ただ、それを掴めるかどうかは、その人の努力の範疇外のところで起きるのではないかと思います。
最終的にはモチベーションを超えることが大事
そして今、モチベーションという言葉は私の中に完全にありません。つまり仕事をすることが自然であり、私の仕事が生活の一部になっています。
むしろ仕事と呼ぶのも嫌なくらいなのですが、言葉とは便利なようで不便なもので、共通認識として、そうとしか表現できる言葉がないので仕事とよんでいるだけです。
例えば私にとって仕事とは、毎日の食事とをとったり、コーヒーを飲むのと同じくらいに自然なことで生活の一部としてそこにあります。
もちろん、以下に生活の一部になっていると言っても、食事をしたくないとき、コーヒーを飲みたくない時など、あまりすすまない時などもありますが・・・(笑)
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