実は毎年行っているセッキー家の恒例行事、家族イベントの一つに「イルミネーション巡り」があります。
今年だけでも忙しい合間をぬってすでに4回イルミネーションに行っています(だから気絶したのか?(笑))。
昨年度は「読売ランド」の「ジュエルミネーション」がメインでしたが、その前の年は「江ノ島」の「湘南の宝石」だったりと(ここにはよくいきます)、案外いろんなイルミネーションを観にさまざまな場所にお出かけしています。
>>>【公式】湘南の宝石2022-2023~江の島を彩る光と色の祭典~|イルミネーション
有名どころでいうと「ハウステンボス」のイルミネーションも行きたいなぁとは思うのですが、子どもがいると九州まで足を伸ばし「ハウステンボス」までいくにはなかなかに難しく、足を運べずにいます。
>>>世界最大1,300万球 光の王国|イベント&ショー|ハウステンボスリゾート
(イルミネーションは一人でみても面白くないので、家族と行くことにしているのですが、なかなか予定が合わずいけていません)
子どもがいないときは、毎年、毎日のように「新宿サザンテラス」口にあるイルミネーション(現:新宿ミナミルミ)や「六本木ヒルズ」正面の「けやき坂イルミネーション」をぶらぶらと散歩がてら妻と二人で観に行ったりしていましたが、子どもがうまれてからは「子どもと一緒に楽しめる場所」ということで趣向が変わった気がします。
>>>けやき坂イルミネーション
それにしても年々イルミネーションは進化していて、見ているだけでもものすごく面白いです。プロジェクションマッピングは今どこもやっていますが、出始めの頃は感動したものです。
栃木県足利市フラワーパークのイルミネーション「光の花の庭」
足利フラワーパークのイルミネーション「光の花の庭」はもう、本当に素晴らしいイルミネーションだと思います。
今まで各地のイルミネーションを観てきましたし、好みなどもあるかと思いますが、個人的にはフラワーパークのイルミネーションはピカイチです。
人の暖かさがあるんですよね。
後で知ったのですが、「光の花の庭」はフラワーパーク園の人たちが手仕事で毎年飾り付けをされているようで、専門としているプロが作ったもののように綺麗になりすぎることがなく、どのイルミネーションもどこか温かみを感じることができるんです。
プロの方がイルミネーションを手掛けると、どこかバキッとした印象のイルミネーションになってしまうことが多いのですが、足利フラワーパークのイルミネーションはどこか「隙」があるというか人の暖かさのような「人間味がある」温かいイルミネーションなんです。
だから好きなのかもしれません。
足利フラワーパークのイルミネーションの見どころは手仕事ならではのあたたかさ
それを生業としているプロが作ったものはプロが作ったものでいいのですが、ボクはどうも「手仕事」に惹かれる部分があり、どこか「隙」のある表現が好き。
足利フラワーパークのイルミネーションなんて、もうその極みだと思います。
きちんと手入れされた草花の中に、それを傷つけないように、LEDを過不足なく配置していく。あくまで草花がメインで、LEDは草花を引き立てるもので主役はあくまで植物。
そんな気概が至る所で感じられます。
どこか隙のある足利フラワーパークのイルミネーション
また、フラワーパークのイルミネーションは、どちらかといえば「隙」の方が多く、テーマもまばらです。
それなのに、全体的なテーマのようなものが整っているわけではないのに、どこか奥ゆかしい園ならではのテーマのようなものが感じられる。
例えばカボチャの馬車の近くには、なぜか船のイルミネーションがあったり、フラワーキャッスルのそばに、スノーワールドだったりサンタクロースの家があったり、その近くには四季のイルミネーションがあったりと、人によってはいろんな要素がごちゃごちゃしていて、好きじゃないと思われる方もいらっしゃるのかもしれませんが、ボクはこうした仕事が好きです。
元々アジアの雑踏感が好きという個人的な好みもあるのでしょうが、広々とした園内いっぱいを使って、それぞれが表現したいものを自由に表現しているような印象を受けます。
ボクがこうした雑踏感が好きなのは、人間って本来誰しもが綺麗で整っているものじゃなくて、こういうものだよね、色々な要素が混じって全体として一人の人間になっている、そういうものだよねという思いがあり、自分と似たようなものを感じさせるからなのかもしれません。
全体として「一つの表現」をしているイルミネーション
フラワーパークのイルミネーションは広いキャンパス内にそれぞれの場所を割り当て、それぞれが持ちうる場所で自由に表現をしているような印象に近いかもしれません。
園が持つテーマや、一つの「思い」をそれぞれができる表現方法を用いて作り、それを全体として観た時に一つに表現していると言ってもいいかもしれません。
ディズニーランドのようにエリアがはっきりと分かれているわけではないし、ディズニーランドのようなカドの取れた静謐な暖かさとはまた違った形の人の手による「手作りの仕事」だと思います。
ディズニーランドはディズニーランドで好きですし、すごいとは思うんですが、ボクのような人間にとってはどうしてもビジネスを感じられてしまったり商売臭さを感じてしまう場所になってしまうので、どうしても素直な心で見ることができないんですよね。
だからこうした「手仕事」ならではのあたたかい表現に出会うと、とても感動してしまいます。
スノーエリアではサンタクロースにあえる(プレゼント配布も)
実はあまり公になっていないんですけど、クリスマス前「クリスマスファンタジー」の時期に足利フラワーパークのイルミネーションにいくとサンタクロースがいて、サンタさんからとあるプレゼントをもらえるんです(子ども限定)。
それがまた子どもにとっては嬉しいようで、入口でプレゼント引換券をもらうなり、すぐにサンタクロースの家に走っていきたがるのですが・・・ボクらは、はやる気持ちを抑えてもらってぐるりと一周してからいつも向かいます。
そうやって巡っていくと、最後の方でプレゼントをもらうことになるのですが、それがまたいいんです。やっとサンタさんに会えた!やっとサンタさんからプレゼントをもらえた!と、子どもの笑顔が爆発しますから。
今回スノーエリアにお邪魔した時には、ちょうどサンタさんがお手洗いに行っていたようで、近くのトイレから駆け足で戻ってくる頃には、行列ができていました(笑)
そんなところも「手仕事」ならではの無骨な表現だと思います(笑)ビジネス色溢れるディズニーランドじゃ許されることじゃないですからね。
もしかした、そうした「隙」が園内を巡るものの心を安心させるのかもしれません。
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